ヒストグラム
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Pchマニアさんから情報のあったYakima Scanner Liveに関連し、国内の某サイトに興味深い書き込みがあったので抜粋します。
※以下抜粋文
なんと現在でもアメリカでは警察無線や消防無線(これは日本でも可能)が聞けるのです。というか積極的に公開されており、それをモニターしている市民からの情報提供に期待しているところがいかにもアメリカ的で好きですね。それもインターネットのウェブサイトのライブ放送で公開されています。
グリコ森永事件だったか、成田空港過激派事件だったか、○暴の事件だったか、その犯罪者が逃走やかく乱の為に積極的に警察無線の傍受を利用したことから日本警察は、デジタル+暗号化通信に切り替えた。それまでは秋葉や日本橋で売られている安価な受信機で誰でも聞くことができた。この時代はアナログの時代といわれ、FM変調でレピータ方式だから、ほとんどどこでも簡単にキレイに受信できた。田舎の警察はともかく、警視庁や大阪府警など都心の通信は、事件も多く、歯切れの良い通信を聞いて(ワッチするともいう)ファン(というか病みつき)になる人が多かった。4値PSK変調+暗号というデジタル通信(正確にはデジタル通信じゃ無いという人もいる)になってからも、数年前過激派のリーク情報とラジオライフの記事情報に、熱烈?なファンの人並みはずれた根気と情熱?と技術力で、旧式のデジタル警察無線をついに傍受できた人がいる。(できなかった人もいる)
無線オタクの自分が言うのもどうか(^^;; ではあるが... 過去に日常聞いていた者としての感想は、「そんなにワクワクと面白いものでは無い」ということである。聞いたことが無い人にとってズンズン期待が膨らむ一方かもしれないが、たとえば気持ちの良い日曜日に、くつろぎながらPチャン(警察無線の愛称)を聞いていると、いくらBGMがわりとはいえ、よっぱらいや事故、下着ドロなどの手配の無線を聞いていると、いくら無線好きでもいい加減ウンザリして、気分が滅入ってくる。「こんな天気の良い日にオレは何をしているのか?」と自問自答してたりする(笑)。それでは”実用的に”と、飲酒検問を察知できるかというと甚だ疑問だ。Pチャンを浴びるほど聞いても、警察はそんなにバカじゃないので”傍受されているのを前提”に通信するのですぐに検問場所がわかるなんてことは無かった。領空侵犯を追いかけマワす戦闘機パイロットのように常時頻繁に交信はしない。まあ、「聞くな」と言われればどうしても聞きたくなるのが人情だが、「あんまり熱くならない方がよろしいですよ」と言いたいのです。まして聞くためだけに大金を使うなんて。Pチャンオタクがそのまま現職のおまわりさんになってしまう時代ですが...
しかしながら、日本みたいに(警察に限らず)「囲い込み」とか「閉鎖的」「秘匿」という姿勢には好きになれない。多分、歴史的に昔ながらの「お上」「官僚支配」的で”何でも隠せば良い”という政策の結果と思われる。結局、情報をできるだけ秘密にして隠しておかなければ情報処理ができない。「お上」自身が情報を適切に収集し、吟味し、処理する能力がナイのじゃないのかな?と考える。ネクラのイメージだ。そもそも電波は人類みんなの共有資産のはずなのだが..
一方アメリカは、限定だろうが情報を積極的に一般に公開し、楽しんだ一般市民がそのお礼に有用な情報をお上に提供する、というギブ&テイクの精神が活きているような気がする。アメリカ人お得意のおおらかさだけではないようだ。農耕民族の庶民を徹底的に管理して年貢を絞り上げる歴史を持つ日本とは異なり、民衆が助け合いながら開拓して国を創り上げてきたアメリカは官民とも相互協力の精神がいきづいているのだろう。それにアメリカのお上(警察)は、情報処理能力が非常に高い。アメリカの現在の警察鑑識技術の紹介を受けてから、よりそう思った。かつての犯罪国世界一の汚名を反省して、徹底した情報化を地道にすすめてきたらしい。ある日本人鑑識官OBは、「アメリカの鑑識技術は日本のそれをはるかにしのいでいる」と言っている。それは日米の最近の検挙率の変化に如実に現れている。
近年、各国で大々的に行われた「IT革命」が、アメリカ、韓国では徹底した革命で大成功。アメリカは長年の財政赤字を一気に黒字化、韓国は未曾有の不況をIT革命で数年という短期間で脱出。中途半端日本は、国の長が「イット革命」を”推進”して相変わらず景気停滞にあえいでいる。残ったのは”イット革命”講習用の箱入りパソコンの山...情報に対する意識と理解は非常に重要ですね。
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