ヒストグラム
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飲食店などを経営する男性(57)が警察官を装った男らに拉致され、身代金約4500万円を奪われた事件で、神奈川県警暴力団対策課は11日、身代金目的拐取の疑いなどで、横浜市港南区港南、会社役員の男性被告(43)ら犯行グループの男女5人=いずれも住居侵入罪で起訴済み=を再逮捕した。
グループは1月にも、この男性方に押し入って現金1億円以上を奪った疑いがあり、県警は強盗事件でも捜査している。
男性が奪われた金は計1億5000万円にのぼるとみられる。
ほかに再逮捕されたのは、いずれも同じ会社の役員で、神奈川県藤沢市遠藤、男性容疑者(40)、横浜市保土ケ谷区常盤台、男性容疑者(44)、藤沢市大庭、男性容疑者(32)、横浜市港南区日野南、女性容疑者(28)の4容疑者。
調べでは、会社役員の男性容疑者らは6月4日夜、横浜市中区の路上で、飲食店経営やカジノ店経営に関与する男性に偽の逮捕状や警察手帳を示し、手錠をかけてワゴン車に連れ込み、そのまま約5時間にわたって監禁。
身代金を要求し、現金4500万円を奪った疑い。
同容疑者らは8月21日夜、横浜市中区の不動産業の男性(46)方に押し入ったとして住居侵入容疑で逮捕、起訴されている。
この男性もカジノ経営に携わっていたとの情報もあり、県警ではカジノ関係者を狙った連続犯行の可能性があるとみて調べている。
※写真右はグループが使っていた偽の警察手帳で、左の本物より金属部分の色が薄く材質も違う。