ヒストグラム
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宮前署は17日、川崎市宮前区内の2カ所で駐車禁止規制の解除に向けた社会実験をスタートした。 実験期間は3カ月で、同署は解除後の利用状況などを分析後、解除の継続か再規制かを検討する。 6月1日から改正道交法の施行によって放置駐車の確認と標章を張る業務が駐車監視員に民間委託され、重点地区内の違法駐車取り締まりがより強化される。 一方、駐車禁止を解除しても支障が少ない場所については規制を解除するとともに「青空駐車」など車庫代わりの利用にも目を光らす方針。 同区内の重点地区は東急線宮前平、同鷺沼、同宮崎台の3駅周辺と市道尻手黒川道路(清水台交差点−馬絹間)の4カ所。 “本番”に備えた社会実験は鷺沼、宮崎台両駅周辺の2地区で、幅員6〜12bの計800bが対象。 いずれも駅周辺は駐車禁止にもかかわらず、違法駐車が後を絶たない状況で、主に両駅近くにある鷺沼、宮崎台第一両公園の外周道路の規制が解除された。 この日は同署交通課員らが現場で駐車禁止の標識を取り外すとともに、住民に規制解除を通知する看板計8枚を立てた。 同署では3カ月後に駐車の利用状況だけでなく、不審者や車の飛び出しによる事故などについて分析し、住民とともに解除の継続か再規制かを検討するという。
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