ヒストグラム
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平成17年10月28日、神奈川県警察学校において、神奈川県殉職警察職員慰霊祭を執り行いました。
明治10年11月19日、小田原警察署伊勢原分署(当時)の祝井盛武巡査は、伊勢原上粕屋の旅籠で、結婚を断られ逆上、日本刀を振りかざして暴れる元浪人と格闘になり、怪我を負いながらも日本刀を奪いましたが、隠し持っていた短刀で刺され、その職に殉じました。
この壮絶な殉職に心打たれた時の野村靖県令(知事)が、警察官の鏡としてその功績をとどめその霊を弔うため招魂祭を行ったのが、神奈川県殉職警察職員慰霊祭の始まりです。
その後、昭和56年に慰霊祭と名称を変え、今回で129回の開催を数えています。
またこの間、明治10年以降、今回合祀した1柱を加え、神奈川県警察職員の殉職者は193柱を数えます。
1 開催日時
平成17年10月28日 金曜日 午前10時から11時までの間
2 開催場所
横浜市栄区桂町22−2 神奈川県警察学校
3 主催
(1) 主催 財団法人神奈川県警友会 神奈川県警察
(2) 後援 社団法人神奈川県警親会
4 参列者 約490名
(1) 遺族 30遺族 67名
(2) 来賓
神奈川県公安委員会委員長、神奈川県議会副議長、横浜地方検察庁検事正、神奈川県警親会会長、神奈川県公安委員会委員、神奈川県議会防災警察常任委員会副委員長、神奈川県議会防災警察常任委員会委員、横浜税関長、第三管区海上保安本部長、神奈川県警察官友の会会長、神奈川県交通安全協会会長、神奈川県防犯協会連合会会長 ほか約110名
(3) 主催者
・神奈川県警友会 警友会会長(代理 大木副知事)、警友会役員 ほか約10名
・神奈川県警察 警察本部長、各部長、関係所属長、所属代表及び警察学校学生 約300名
慰霊祭は、無宗教献花方式により、多数の御来賓の参列をいただき、厳粛に執り行うことができました。
主催者を代表した警友会会長式辞では、「崇高な使命感と責任感あふれる皆様のご活躍は、多くの県民の心の中に、末永く生き続けるでしょう。心より哀悼の意を表します。神奈川県では、県民の皆様が安心して暮らせる地域社会の実現を、県政の最重要課題の一つに位置付け、全庁を挙げて取り組んでおります。尊い犠牲に報いるためにも、県民が安全に安心して暮らすことのできる神奈川の実現に向け、今後とも全力を尽くしてまいります。」と述べ、御霊に哀悼の意を表しました。
また、警察本部長は、「(殉職警察職員の方々が)身をもって示された勇気ある行為と、使命感に燃えた崇高な精神は、永遠に忘れることのできないものであります。私どもは、輝かしい伝統を継承し、県民の期待と信頼にこたえ、より一層、力の限りを尽くす決意でございます。」と、追悼のことばを述べました。
その後、御遺族、御来賓を始めとする参列者が祭壇に献花し、御霊の御冥福を祈りました。