ヒストグラム
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突然心停止状態となった患者を救うため、一般の人が使える救命機器「自動体外式除細動器」(AED)がこのほど、横浜市中区の県庁新庁舎1階ロビーなどに設置された。
AEDは、電気ショックを与えて心臓の働きを回復させるもの。
2004年7月の厚生労働省通知により、医師や救急救命士など医療従事者以外の人も使用できるようになった。
今回設置したAEDは縦,横約25a、厚さ約20aの箱形。
電源と通電の2つのスイッチで操作する。
2枚の電極パッドを患者の心臓を挟むように左右の胸部に張ると、自動的に心臓の動きを解析し、音声で通電スイッチを押すなどの指示が出る。
通電の処置が必要ない場合は作動しない。
県医療課によると、県の施設では2004年度以降17施設で22台が設置済み。
今回3台を県庁とかながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町)、厚木保健福祉事務所(厚木市水引)に設置した。
このほか、行事などの貸し出し用1台が医療課に用意された。
医療課は「救命講習などを受けるのが望ましいが、簡単な予備知識で誰でも使用できる。いざというときに勇気を持って使ってほしい」と呼び掛けている。