ヒストグラム
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横浜市消防局中消防署が19日、小学校での出前授業に乗り出した。
初回となった同日は、中区山手町の市立元街小学校(内藤幹夫校長、児童数448人)に署員13人が出向き、消防の仕事について説明した。
小学3、4年生の社会科の授業では、地域社会での安全について学ぶことになっており、これまで各校は、小人数のグループで消防署を訪れるなどし、安全にかかわる仕事を学んでいた。
中消防署は、多くの児童に消防の仕事に触れてもらえる方策を検討。
消防が学校に出向くことで、児童が消防署を訪問する間の交通安全の課題が解消できるほか、往復時間縮減などのメリットもあることから、区内の市立、私立、国立の11小学校に出前授業の実施について打診していた。
元街小での授業は4年生約70人を対象に3、4校時に実施した。
体育館では、署員が児童を前に消防の組織や仕事について説明。
市内18区のうち、火災発生件数、救急出場件数とも中区が最も多いことなど現状を伝えたほか、119番通報の体験も行った。
校庭には救急車や特殊災害対応車を用意。
児童は救急車の車内に入ったり、放水用のホースに触れたりしたほか、消防隊員の説明に熱心に聞き入っていた。
同署は夏休み終了後、区内の他の学校でも出前授業を行う方針。